鮮度保持剤(脱酸素剤・乾燥剤)の選び方
How to Choose a Freshness preserving agent
How to Choose a Freshness preserving agent
鮮度保持剤とは…?
鮮度保持剤とは、袋の中に食品と一緒に入れることで食品の鮮度や風味を保ったり、変質を遅らせたりすることができるものです。鮮度保持剤には種類があり、食材に応じて最適なものを選ぶ必要があります。
【鮮度保持剤】は大きく分けて2タイプあります!
袋内の水分を吸収して湿気を防ぐ
乾燥剤

こんな食材におすすめ
のり・干物・クッキー・せんべいなどの乾物
袋内の酸素を吸収して酸化を防ぐ
脱酸素剤

こんな食材におすすめ
ケーキ・生麺・チーズなどの水分を含むもの
乾燥剤選び方
【乾燥剤】は大きく分けて3タイプあります!
シリカゲル
純度の高い二酸化ケイ素を主成分とした、ビーズ型の乾燥剤です。クッキーやおせんべいなど、多くの乾燥食材に使用されています。
●シリカゲルの選び方
シリカゲルの使用目安量は、内容物の重さに対して「1/20~1/25」が適しています。出た数値よりやや多いものを選べばなお安心です。
【シリカゲル使用量の算出式】
中身の重さ(g)×0.05

シート型
塩化カルシウムを含ませたシートに、両面からフィルムをラミネートしたシート型の薄い乾燥剤です。アイシングクッキーなどの割れやすい食材や、小さめの袋に詰める場合、こちらを使用するとかさばりにくいのでオススメです。
●シート方乾燥剤の選び方
シート乾燥剤の使用目安量(㎠)は、1.5を係数として用いて求めることができます。
【シート型乾燥剤使用量の算出式】
中身の重さ(g)÷1.5

石灰型
原料である酸化カルシウムの水分を吸収する性質を生かした乾燥剤です。水分を吸収すると粉末から固形物に変化するため、使用状況を視覚的に判断できます。湿気によって劣化しやすい海苔や昆布、コーヒー豆、香辛料などにオススメです。
●石灰型乾燥剤の選び方
乾燥剤の種類によって異なりますが、一般的に生石灰の吸湿率は約20%とされています。
【石灰型乾燥剤使用量の算出式】
器の体積 × 湿度 × 乾燥剤の吸湿率(20%)

脱酸素剤選び方
脱酸素剤のサイズは、使用する真空パック内の酸素の量から逆算して決めることができます。大きな真空パックに小さい脱酸素剤を入れても、酸素が取り除き切れず十分な効果を発揮できません。容器に合わせて、適切な吸収量の脱酸素剤を選定することが重要です。
【必要な吸収量の算出式】
(容器(袋)の体積(cc)-中身の重さ(g))×0.21(空気中の酸素の割合)
多くの場合、脱酸素剤の商品概要に吸収量を表す数字(ml)が記載されています。少し余裕をもって、算出された数値より少し上回るものを選ぶとなお安心です。
吸収量算出シミュレーター
計算の仕方を選択し、四角い枠に必要な数値を半角数字で入力して【計算する】ボタンを押して下さい。
はじめからやり直す場合は【リセット】ボタンを押して下さい。
三角袋や角底袋など、シンプルな形状の袋であれば・・・
袋の寸法で計算
必要な吸収量は・・・
袋の寸法が測りづらい場合は・・・
(スタンド袋やガゼット袋などの不定形な袋)
必要な吸収量は・・・
※算出された吸収量ちょうどではなく少し超えるサイズを選ぶようにしてください
※算出された吸収量はあくまでも参考であり、製品の品質を保証するものではありません
適したサイズが分かったら…
脱酸素剤のタイプを選ぶ
乾物や焼き菓子など水分や油分が多くない食材の場合…
自己反応型 がおすすめ!
空気に触れた瞬間から酸素の吸収が始まるタイプです。包装形態には制約がないものの、水分や油分の多い食品には不向きです。充分に効果が得られないことがあるため、使用する場合は食品に触れないようトレーなどで隔離しましょう

【自己反応型】は大きく分けて2タイプあります!
ケーキ、生菓子等の場合…
速効タイプ がおすすめ!
短時間で素早く脱酸素するため、傷みの早い食品に適しています。
その他の一般的な食材の場合…
一般タイプ がおすすめ!
低~中水分の食品に適した、あらゆる食材に扱いやすい、汎用性の高いタイプです。
野菜やフルーツ、肉類など水分や油分が多い食材の場合…
水分依存型 がおすすめ!
食材から蒸発してくる水分に触れることで酸素の吸収が始まるタイプです。分量の多い食材に向いています。乾物など、水分が少ない食品には不向きです。

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